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【東京農業大学】バラの花酵母「プリンセスミチコ」の清酒が完成し、皇室に献上

2019/05/16

 東京農業大学では、2018年12月より4ヵ月間、クラウドファンディングによって支援者を募り、バラの品種「プリンセスミチコ」の花酵母を使用した清酒造りの事業、平成最後の祝い酒「プリンセスミチコ・プロジェクト」を展開していたが、このほど同大学の卒業生の蔵元7社が醸造した清酒が完成。4月26日、宮内庁において、完成した花酵母「プリンセスミチコ」の清酒を皇室に献上するとともに、宮内庁担当者にその経緯を説明した。

 「プリンセスミチコ」は、1966年にイギリス(北アイルランド)のディクソン社から当時日本の皇太子妃だった上皇后美智子様に献呈されたバラで、丸みを帯びたオレンジ色の花弁が特徴。同大学の醸造科学科微生物工学研究室では、千葉県八千代市にある京成バラ園から大量の「プリンセスミチコ」の提供を受けて、花酵母を分離することに成功した。この花酵母を使用し、新しい日本酒を醸造したのは、株式会社南部美人、出羽桜酒造株式会社、株式会社一ノ蔵など同大学の卒業生の蔵元7社。7蔵元の酒が1本ずつ計7本含まれる限定3000セットを醸造。クラウドファンディングによって集った資金の中から、醸造などの必要な経費を差し引いた収益は、北海道胆振東部地震をはじめとする自然災害被災地への義援金にするとしている。

(東京農業大学HP:https://www.nodai.ac.jp/news/article/23516/ https://www.nodai.ac.jp/news/article/23113/

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