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國學院大:平安時代の貴族社会の成人儀礼に由来する「加冠式」、新成人を祝福

2018/01/20

 國學院大で1月20日、「成人加冠式」が行われた。これを報じたシブヤ経済新聞(1/20)によれば、平安時代の貴族社会の成人儀礼にのっとり新成人を祝う同行事は、「國學院大ならではの行事で成人を祝いたい」という学生の発案で2007年に始まり、神職の養成を目的にしている同大神道文学部主催で毎年1月に行っている。今年は同学部を中心とした新成人の男子20人、女子26人の計46人の学生が、卒業生の神主たちから寄付された衣冠や狩衣(以上男子)、斎服や正服(同女子)などの装束姿で参列した。

 式の中心となる「加冠之儀」では、加冠役である教職員が学生の頭部に冠や烏帽子(えぼし、以上男子)、釵子(さいし)や額当(ぬかあて、同女子)と呼ばれる装飾具を着装し、学生たちは成人の装束を完全に身にまとった姿となった。武田秀章同学部長の祝辞、代表学生による答辞の後、学生たちは校内の神殿に移動し誓詞を奏上し玉串を拝礼した。「祝賀之儀」では、ボランティアの在学生たちによる振鉾(えんぶ)、浦安の舞などが披露された。

 

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