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英語外部検定利用状況:44%の大学が英語外部検定を利用、3年連続で増加

2017/10/23

 旺文社教育情報センターは、「推薦・AO編 2018年度入試 英語外部検定利用状況」をWebサイトに公開。これを報じたリセマム(10/23)によれば、同センターが過去の調査結果と比較してまとめたもの。2018年度入試で英語の外部検定を導入した大学は、762大学中335大学で44%。宮城教育大(教育学部)や埼玉医科大(全学部)、東京理科大(経済・工・理工・薬学部)などが新たに取り入れており、前年度の314大学から21大学増となった。旺文社によると、英語の外部検定を導入する大学は、調査を開始した2016年度から3年連続で増加傾向にある。

 英語の外部検定の採用率は、英検が97.0%ともっとも高く、ついでTOEICの83.6%、TOEFL iBTの78.0%、GTEC for Studentsの54.8%。そのほか、TEAP(40.8%)は2年連続で採用率を伸ばしており、IELTS(51.6%)もTEAPに続いて採用率が伸びているという。英語の外部検定の利用方法では、推薦が「出願資格」46.8%、「評価加点」25.6%など、AOが「出願資格」62.7%、「判定優遇・合否参考」17.8%など。推薦・AOともに「出願資格」として利用が最多だが、推薦はAOに比べると、受験生に「評価加点」するため外部検定を利用する傾向がみられた。外部検定を利用する推薦・AOで求められる英語レベル(英検級換算)をみると、大学全体では「準2級」44.7%、「2級」36.5%、「3-5級」9.5%、「準1級」8.8%、「1級」0.4%の割合。国立大学に限ると、「2級」43.2%、「準2級」28.1%となっており、中級にあたる英検2級レベルの利用が拡大している。

 

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