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文科省「学校基本調査速報」:大卒の就職76.1%、24年ぶり高水準

2017/08/03

 今春の大学卒業者約57万人のうち、76.1%に当たる43万2088人が就職したことが8月3日、文科省が発表した学校基本調査(速報値)で分かった。これを報じた時事通信(8/3)によれば、前年より1.4ポイント上昇し、24年ぶりの高水準。同省は「景気回復で人手不足の状態になっているため」と分析している。大卒の就職者はリーマン・ショックの影響で2010年に60.8%まで下落した後は7年連続で上昇。17年は、卒業者のうち前年比1.6ポイント増の72.9%(41万3746人)が正規雇用だった。

 一方、契約社員や派遣労働者などの非正規雇用は3.2%、パートやアルバイトなどは1.6%で、各0.2ポイント減。大学院などへの進学は0.2ポイント減の11.9%(6万7709人)となり、7年連続で減少した。就職も進学もしなかった人は0.9ポイント減の7.8%だった。高校卒業者の現役での大学・短大進学率は前年比横ばいの54.8%で、うち大学は0.3ポイント増の49.6%と過去最高。浪人生らも含めるとそれぞれ0.5ポイント増の57.3%、0.6ポイント増の52.6%で、いずれも過去最高だった。

 

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