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北茨城市奨学金制度:2018年度「給付型」を創設、2017年8月から募集

2017/06/11

 北茨城市は2018年度に大学に進学する生徒を対象に、給付型の奨学金資金制度を創設する。これを報じた茨城新聞(6/11)によれば、8~10月に募集。審査選考を行い、12月に奨学生を決定する。学習意欲と能力がありながら、経済的理由で進学を断念しなければならない市内在住の高校生を支援する同制度は、同市出身で松屋フーズの創業者、瓦葺利夫氏の寄付金で創設した人材育成基金をもとに、次世代を担う若者を応援する。支給対象者は4年制大学への進学を基本とし、申請日時点で市内に1年以上居住する世帯で、住民税非課税世帯か生活保護世帯。対象の生徒が高校2年次の学期末で評定平均4.0以上で、学習意欲が高いことなどが条件。高校3年生の時点で申請する。

 支給額は自宅からの通学で月額5万円、アパートなど自宅外からの通学で同7万円。自宅・自宅外を問わず入学時の準備金として初回(前年度)に入学支度金10万円を支給する。例えば、4年制大学の場合で、入学一時金10万円、年額の支給は60万円で4年間の合計が250万円、自宅外通学で計346万円となる。国や県、他団体の貸し付け型の奨学金で、返還免除規定のあるものは除いて併用を可能とした。選考は奨学生審査委員会を設置し、世帯状況の確認や対象生徒の成績、レポートの提出などを行う。

 

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