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京都大:京都府と留学生受け入れ拡大で連携、府有地に寮を建設

2017/05/30

 京都の国際化に向け、京都大と府は世界中の留学生の積極的な受け入れで連携することになり、山田啓二知事と山極寿一京大総長が5月29日、府庁で協定を締結した。これを報じた産経新聞(5/30)によれば、その第1弾として、府が京大の近くに持つ土地を京大側に有償で貸与し、大学側の主導で留学生宿舎を整備・運営することになった。府内では約8000人の留学生が学ぶが、地域の国際化と活性化に向けて留学生を生かしたい府は、来年度は1万人、23年後には5万人の受け入れを目標にする。一方、京大も一層の国際化を目指して、さらに留学生を受け入れるための環境整備を進めている。

 今回の協定の締結で両者は、留学生が学びやすく、安心で安全な生活を送っていけるような環境を整備・運営。留学生と地域・企業との交流や、留学先に京都を選んでもらえるような受け入れプログラムの開発などでも協力していく。最初の連携として、京大近くにある府警寮跡地を京大側に鑑定評価額の5割減で貸し、大学が留学生の寮を新たに建設・運営することになった。2019年9月から使用でき、50室を予定している。

 

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