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鹿児島大:山口大と「共同獣医学研究科」設立、大学院までは全国初

2017/04/22

 鹿児島大と山口大は4月21日、両大の大学院に来年度、「共同獣医学研究科」を設置すると発表した。これを報じた朝日新聞(4/22)によれば、両大には学生が同じ講義を遠隔講義システムなどで受けられる共同獣医学部がすでにある。鹿児島大によると、学部から大学院まで共通の教育課程が設けられるのは全国初という。

 両大は2012年に6年制の共同獣医学部を設立。同学部の6年生が来年3月に卒業するのに合わせ、大学院に4年制の共同獣医学研究科を設ける。基礎的な獣医学を学べる「獣医科学」と、病理学など専門医の資格を取得できる「獣医専修」の2つのコースがあり、募集定員は各大6人。学生は互いのキャンパスを行き来するほか、遠隔講義システムも使って教育を受けられる。教育課程の共通化によって、牛や豚など畜産動物の研究が得意な鹿児島大、イヌやネコの研究が盛んな山口大それぞれの得意分野を相互利用できるのが利点という。

 

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