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2017年入試動向:人気学部は理系から文系に回帰、文高理低へ

2017/01/03

年明けから本格化する2017年度の大学入学試験で、人気となっている学部はどこなのだろうか、と東洋経済オンライン(1/3)が大手予備校・河合塾教育情報部チーフ・岩瀬香織氏の情報を紹介した。それによれば、2015年度以降の大学入試は国公立大・私立大とも「文系の人気が盛り返している」という。とりわけ法、経済といった社会科学系の学部に志望者が集まる一方で、理系学部は理学部などを中心に志望者数が伸び悩む、“文高理低”の傾向が見られる。

(2008年の)金融危機後は就職に有利なイメージがある理系や、資格が取りやすい学部に人気が集まった。直近は大学生の就職環境が改善していることもあり、理系にはかつてのような勢いが見られない」(岩瀬氏)2012年度以降に入学した高校生は、新しい学習指導要領に基づいた入試問題を解くことになるが、「理科など一部の科目で、旧課程より出題範囲が広がったこともあり、理系科目を難しいと感じた生徒が理系学部を敬遠している可能性がある」()という。

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