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文科省調査:私立大初年度納付金は平均131万円、医は486万円

2016/12/27

 文科省は12月27日、私立大における2014年度入学者の学生納付金について調査結果を公表した。これを報じたリセマム(12/27)によれば、私立大(学部)の授業料は前年度比0.5%増の86万4384円、初年度学生納付金は前年度比0.1%減の131万1644円であった。学生納付金に関する調査は、日本私立学校振興・共済事業団よりデータの提供を受け、昼間部における初年度学生納付金についてまとめたもの。調査学校数は、私立大578校、私立短期大316校、私立高等専門学校3校。平均額は、2014年度入学定員を用いて加重平均している。

 私立大(学部)の納付金平均額(定員1人あたり)は、授業料が前年度比0.5%増の86万4384円、初年度学生納付金(授業料、入学料、施設設備費の合計)は前年度比0.1%減の131万1644円、実験実習料などを含めた初年度に納める総計は143万4996円であった。初年度学生納付金平均額を学部系統別にみると、「医」が486万960円ともっとも高く、「歯」418万8745円、「薬」206万4036円、「芸術」165万1260円、「保健」150万5356円などが続き、もっとも安いのは「神・仏教」110万7764円であった。また、前年度と比べて増額したのは、「農・獣医」1.6%、「体育」0.9%、「神・仏教」0.8%、「理・工」0.6%、「法・商・経」0.1%。そのほかの学部では減額となった。

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