NETWORK NEWS

福島大:2019年「食農学類」設置へ、課題解決型の実践教育推進

2016/11/26

 福島大は11月25日、新たに「食農学類」(仮称)を設置すると発表した。これを報じた朝日新聞(11/26)によれば、放射能汚染という課題に直面する中、福島県の農業振興のために課題解決型の実践教育を推進する。2018年度の設置認可取得、2019年度からの学生募集を目指す。東北6県で農学系学部がなかったのは福島県だけだった。定員は1学年100人程度で、既存の学類から定員を振り分ける方針。

 食品工学や発酵・醸造を学んで農作物の付加価値化を研究する「食品科学」、有機農業などの農作物の高品質化を研究する「作物・栽培学」、里山の思想などから持続可能な農業・農村づくりを考える「生産環境学」、もうかる農業経営の確立を目指す「農業経営学」の4つの専門領域を設定する予定。学生はいずれかの領域を専門にする。

 

一覧に戻る