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学校基本調査:大学卒業者の就職率74.7%、23年ぶり高水準

2016/08/04

 今春の大学卒業者(学部)55万9673人のうち、就職した41万8098人の割合は前年比2.1ポイント増の74.7%で、6年連続上昇したことが文科省の学校基本調査(速報値)で分かった、と毎日新聞(8/4)が報じた。1993年3月の76.2%に迫る23年ぶりの高水準。文科省は「雇用環境の改善で、企業の採用意欲が高まった」とみている。文科省によると、学部卒の就職者の割合はリーマン・ショック後の2010年3月に60.8%まで落ち込んだが、11年以降は毎年回復している。

 今春の大学卒業者計55万9673人のうち、71.3%の39万9032人が正規雇用、残り3.4%が非正規雇用だった。正規雇用の割合は就職者の正規・非正規の内訳を調べ始めた12年以降、毎年増加している。大学院などへの進学は前年比0.1ポイント減の12.1%で、6年連続低下した。就職も進学もしなかった人(就職準備など)は6年連続減の8.7%、アルバイトなど一時的な仕事に就いた人も4年連続減の1.8%だった。

 

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