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「地域創生学部」:新設ラッシュ、使命は「地域の苦境」救済

2016/07/07

 国が地方創生の推進を打ち出しているのを受け、地方の国立大を中心に「地方」や「地域」という言葉をつけた学部の新設ラッシュが続いている、と情報提供のZUU(7/7)が報じた。それによれば、地方創生に取り組む新しい学部は、国立大だと2015年春に高知大、2016年春に宇都宮大のほか、福井大、愛媛大、佐賀大、宮崎大に登場した。私立大では大正大が2016年度から地域創生学部を開設、宮城県や山形県を舞台に実習を重ね、地方創生の即戦力を世に送り出す考えだ。

愛媛大が新設したのは社会共創学部。文理融合学部で、新入生は191人。入学から3カ月間は予備知識を学ぶ期間と位置づけた。地域に飛び出して学習するのはこれから。夏休み中は、学生が県内の自治体や企業を訪ね、地域の実情について学ぶ。後期は191人全員が県内の4カ所ずつを回り、フィールドワークに入る。地域が抱える課題を把握したうえで、計画を立てて課題の解決方法を探り、プレゼンテーションする予定だ。同学部は「学生たちがどんな解決策を提示してくれるのか楽しみ」と期待している。

 

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