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広島大:2017年度入試から「ネット出願」に完全移行

2016/05/09

 広島大は、来春入学となる2017年度入試から紙の願書による出願を廃止し、パソコンやスマホを使ったインターネット経由でのネット出願のみ受け付ける、と朝日新聞(5/9)が報じた。同紙によれば、一般、AOなどすべての学部入試が対象。こうした取り組みは、国立総合大学としては京都大や九州大と並んで全国初という。広島大によると、ネット出願は願書の取り寄せが不要なほか、出願手続きが24時間可能で、記入漏れなどもシステム上でチェックされるなど志願者にとっても便利さが増す。

 同大も、受け付け作業や願書の印刷費(2016年度入試で約530万円)が削減できる。同大は2015年度入試からネット出願を導入し、紙の出願と併用。2016年度でのネット出願は全体の2割強だった。また、海外の大学入学資格が得られる「国際バカロレア(IB)」の有資格者を対象にしたAO入試「国際バカロレア入試」を、2017年度から総合科学部以外の10学部で行う。多様な学生の確保が狙いで、選考は面接や小論文で行う。

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