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看護系学部:2025年には200万人の看護師が必要、理由は?

2016/04/29

 この25年ほどの間に看護系学部を持つ大学の数と定員は、激増している。今春も6大学が新設し、定員は21394人になった、と朝日新聞出版(4/29)が報じた。さらに、看護系学部が増える理由は3つあるとして、週刊朝日ムック『看護師になる2016』(朝日新聞出版)が詳報している。その理由とは?

 【理由1】「まだまだ看護師は足りない!」:高齢化社会になり、団塊世代が75歳以上になる2025年には、現在よりも約50万人多い200万人もの看護職が必要だといわれている。【理由2】「チーム医療で果たす大きな役割」:医師、看護師、薬剤師、検査技師らがチームを組んで医療にあたる「チーム医療」では、患者に密接に関わる看護師が果たす役割は大きく、高度な知識や技術が求められている。【理由3】高学歴看護師が増えると患者の死亡率が下がる:「ヨーロッパ9カ国の300病院の調査によると、大卒以上の高学歴看護師の割合が高いほど、外科病棟や救急病棟に入院した患者の入院後30日以内の死亡率が低いというデータがある。大卒看護師の占める割合は今後ますます増えていきそうだ。

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