NETWORK NEWS

文科省調査:一般入試に英検など民間試験6%、44大学利用

2016/03/25

  実用英語技能検定(英検)やTOEFLなど民間の英語試験の成績を一般入試で利用する国公私立大は全体の6%であることが3月25日、文科省が発表した調査でわかった、と読売新聞(3/25) が報じた。同紙によれば、国立大では1割を超えるなど、「聞く」「話す」「書く」「読む」の4技能を測ることができることから導入が広がりつつある。調査は2015年11~12月、全国の750大学に行い、695校から回答を得た。約43%が民間の英語試験を利用と回答。

  入試の種類別では、推薦入試やAO(アドミッション・オフィス)入試が多く、一般入試では約6%の44校にとどまった。同時に実施された大学生約1万3500人の調査では、4割近い約5000人が高校生の時に民間英語試験を受けていたことが分かった。うち成績も回答した約2400人の75%が、英検の成績に換算すると準2級~2級程度の実力をつけていた。文科省が行った高校3年生の英語力調査では、同程度の成績の生徒割合は最も高い「読む」でも32%で、民間の英語試験を受ける生徒の英語力が高い傾向が浮かんだ。

 

一覧に戻る